ヘタリア、ボカロ、創作、とか可愛いものとか大好きな人のゆるゆる亀更新ブログ。米英が好き過ぎて生きるのが楽しすぎる。腐向けだよ。
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Posted by タ ク ト
 
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テストおわったぁああ!
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題名の通りテストおわりました!英語死んだ^p^

実は先週の日曜日の六月十日は私の誕生日でした!
おめでとう、私!ありがとう私!
今年は絵じゃなくて小説を自分にプレゼンツ。

蜜の味

六月の田舎と兄弟米英!をテーマに。題名は某ドラマから。BGMが綺麗です。
舞台はたぶん日本のどっかの田舎。か、もしくは日本っぽい気候のどっかの外国(すごくいい加減)
切ないのを目指しました…はい。
追記にうpっておきます。あといつもより短いです。書き直すかも。
前回の続きはまた今度!
蜜の味 (A Taste Of Honey)

*実の兄弟米英。切なめ。雨と、片思いと、お兄ちゃん。ど田舎。






 五月蝿い蝉の声が響く、あの蒸し暑い夏が今年もやってくる。
 特に俺が住むこの町は工場が多く、空気が汚くて今にも吐き出してしまいそうな臭いが頼んでもいないのに嫌な暑さをより一層引き立ててくれる。エアコンなんて、そんな物はない。たまに吹く風でさえも生ぬるくて気持ちが悪い。
 全く困ったものだ、と兄毎年言い合うのだ。
 でも、そんなクソみたいな町に訪れるクソみたいな夏に入る前の梅雨なんて、もっと最悪だった。

 ああ、そうさ、今まさにその梅雨の真っ只中。
 工場へ足を運んで、さぁ、働こうかと意気込みたいところだけれど、傘を差さずに来たから、雨水で体はびちょびちょなんてよくある事。なのに空気は蒸し暑くて、暑いんだか寒いんだかよくわからない。もちろん気分は最悪。
 良い所なしの季節とこの町、汗水たらして必死こいても稼ぎは雀の涙ほど。
 うんざりしちゃうね。


 え?


 こんな場所で生きてて楽しいかって? もちろん答えはノー。
 俺にこんな田舎は似合わない。もっと遠くの都会に行きたい。

 じゃあ何を生きがいにしているかって?
 そんなもの、ないよ。
 
 …そう言えば嘘になる。
 決して楽しくはないけれど、決して嬉しくもないけれど、俺がこの町に生まれ育って19年。
 アルフレッド・F・ジョーンズという人間の支えはたった一人の家族。たった一人の兄。

 その兄への恋心が、この19年で何よりも大切なものだった。





蜜の味 (A Taste Of Honey)






 アーサーとアルフレッドには両親が居なかった。父親は病で他界し、母親の事なんて生まれた時から何も知らない。
 だから、唯一の家族である兄が、いつも親の代わりだった。

 「アルー!弁当持ったかー?」

 心配性の彼はいつも口煩い。毎日毎日、同じセリフを吐いて、飽きないのだろうか?といつも疑問に思って毎日は始まるのだ。

「持った持った」
「荷物持ったかー?」
「持ったよ」
「いってらっしゃ…あ、傘持ったかー?」
「いらないよ!いってきまーす!」

 まぁ、そのお節介が少し嬉しい気が、しなくもない。何か夫婦みたいで。
 俺は毎日同じ家で、毎日朝一番におはようを言って、彼に一番遅くにおやすみを言える。

 でも、恋人ではない。兄弟だ。

 サァァァ

 案の定、小降りの雨が降っていたけれど、傘を差すのが面倒くさいのと、傘が我が家には一本しかないので彼が使えるように毎回置いていった。
 この町にはコンビニなんて便利なものはない。スーパーへ買出しに行くのにも歩いて一時間、往復で二時間掛かる。それくらい、ここはど田舎なのだ。
 ボロくて黒い煙をモクモクと毎日出している工場へ向かう。そこで今日も自分と兄の飯のために、安い金を求めて働くのだ。

 俺の兄ことアーサーは、花屋を営んでいる。
 彼は花の世話が好きで、よくそこへ子供達が遊びに来たりする。。
 スーパーもコンビニも遠いけれど、花屋だけは近くにある。なんて片寄った町だろうか。



 町と金の無さに毎日文句をつけて、仕事中も不満と毎日が同じ事が退屈なのを嘆いて、いっそアーサーと一緒に町を抜け出してしまおうか?
 なんて、くだらない妄想をすれば一日の半分はゆっくり、けれどもすぐに過ぎていく。この矛盾した時間の感覚が、そりゃあもう嫌いだった。
 ふぅ、と一息ついて、雨音の中に聞きなれた声が混じって聞こえた。

「アル!」
「あれ、アーサー?」

 こんな所にアーサーが来るなんて。

「どうしたんだい、アーサー。ここに来るだなんて珍しいじゃないか」
「おう、迎えに来たんだ。外、凄い雨だったからさ。お前、傘持って行かなかっただろ?お前毎回ずぶ濡れになって帰ってくるし、風邪ひいたら困るだろ」

 兄貴らしいだろ、と言わんばかりの口調で説明する。

 「…ああ、ありがとう。別に気にしなくてもいいのに」

 嬉しいけどね。
 言葉に、そう付け足した。



 少しだけアーサーに待ってもらって、工場を出る。
 傘から俺の体が少しはみ出してしまって、あわててアーサーが傘を俺の方に寄せる。そうしたら次はアーサーの体がはみ出てしまって、「狭い傘だね」って、少し愚痴を溢した。
 相合傘だなー、なんて思いながら愛しい人と雨道を歩む。こんな時だけ、雨に感謝してみたり。
 ちらちらとアーサーの顔を見たら目が合って、頬が熱くなった。

「ねぇ、アーサー」
「ん?なんだ?」
「今日は帰らずに少しその辺をぶらぶらしてみようよ。たまにはいいだろう?」

 こんな見慣れた何にも無い所歩いても何も楽しくないけれど。
 ほら、でもそうしたらずっとこうやって密着しながら相合傘できるし。と、心の中で呟いた。

「なんだよ、お前。珍しい」
「いいだろ?さ、行こう」
「う、うん」

 傘っていうものは密着できていいけれど、手が繋げないのが難点だなぁ。









 俺が思春期ど真ん中の年の頃。アーサーには好きな人が居た。
 アーサーが嬉しそうに帰ってきたとき、俺も嬉しくなって何があったのか聞いてみると、答えてくれないからもっとしつこく聞いて、やっと聞けた理由が彼女と話せたんだって理由で、その後物凄く不機嫌になった事を覚えている。
 もちろん、その頃からこの恋が実らないのはわかっていたけれど、そりゃあもうイライラした。その女をぶち殺してやりたいと思った。
 そして、アーサーがその女がフラれたと聞いてものすごく安心して、嬉しかったのも。
 今は少しだけ、前より大人になれているかな。
 ふっとそう思う事があるけれど、今だ兄を諦め切れていない俺はまだまだ子供のようだ。
 昔から、俺は玩具をとられたくない子供のままなんだ。

「お、紫陽花咲いてる。綺麗だなぁ」
「君って本当、花好きだよね。毎日見てるのによく飽きないよ」

 まぁ、俺も君の顔なら何時間でも見ていられるけどね。

「飽きねぇよ。あ、あっちにも咲いてる。結構この辺咲いてるんだな」

 小走りでアーサーが紫陽花に駆け寄ろうとする。
 そして、

 べちゃっ!!

「アーサー!?」
「…」

 アーサーが盛大に滑って、こけた。

「も~、ドジだなぁ」
「うー…うるせえよ…」

 急いでアーサーの方へ駆け寄る。
 アーサーの服には泥がべちょべちょに付いていて、小石で手足を擦り剥いたようだった。白い肌に赤い血が滴れている。雨と血液が混ざり合ってぽたりと地面におちた。

「大丈夫かい?」
「あ、ああ…」

 血がどろどろと流れてきて、何だかそれが生々しかった。

「……」
「…アル?」

 じっとアーサーの血を見つめた。
 
 アルフレッドとアーサーの、兄弟である一番の証を。

「あ、アルってば…」

 不安そうにアーサーは上目遣いで俺を見た。身長は、もうとっくの昔に抜かしている。 アルフレッドはしゃがみ込んで、擦り剥いたアーサーの傷口に顔を寄せた。
 そして、そのままそこへ口付ける。

「え、ちょ、アル…なにす…」

 ぺろり。

「!? っおま…!」

 ぺろりぺろりと、まるでシロップを舐め取るかのように血を舐め回す。衛生上、あまりよろしくないかもしれないけれど、それでもいい。
 鉄の味がするんだろう。よくわからない。

 でも、自分にとってその兄弟の証は、蜜の味のように、甘く感じられた。

「や、やめろって」

 アーサーの言葉は無視して、舐め続ける。

「ちょ、や、ばかぁっ!汚いしやめろって!」

 ねぇ、くすぐったいのかな。アーサー。
 もしも俺がアーサーの恋人だったら、もっと自然に、色んな所に口付けられるのに。もっともっと体を触れるのに。抱きしめられるのに。
 兄弟だから、男同士だから、叶わないんだ。可笑しい恋なんだ。

 ああ、苦しい。

 それでも舐め続けた。
 もうアーサーへの想いが、零れそうで、コップ一杯の満ちる雨水みたいで。

 とても切なくなった。

 何回繰り返しているんだよ。
 事ある事に、兄弟なのだと認識して、もし恋人だったらの妄想をして、叶わないと繰り返し傷ついて。

 どうしようアーサー。
 ねぇ、アーサー。
 ねぇ、教えて。

 鼻がつん、とした。
 ああ、俺、泣いているんだ。悲しいんだ。この恋が叶わなくて。

 でも、大丈夫。
 この憎たらしい雨が涙を隠してくれる。
 きっとアーサーにはバレない。

「…アル?」

 今だけ、いや、今日だけ、雨には感謝しよう。
 そしてまた明日、梅雨の愚痴を言うんだ。

「お前、どうしたんだよ。



 何で、泣いてるんだよ」

 アーサーは切なそうに、俺を見た。

 何でって。
 君の所為じゃないか。
 やっぱり何にもわかっちゃいないんだね。
 俺が泣いているのはすぐにわかっちゃうクセに。

「う…ひっく」

 情けないなぁ。

「…っく…アー、サー…アーサー…」

 カッコ悪いなぁ。
 涙が止まらないなぁ。

「アーサー…アーサー、アーサー…ッ」

 アーサーの首筋に、濡れた顔を埋めた。彼は優しいから、ゆっくり抱きしめてくれた。


 なんで、叶わないのかなぁ。









 帰りはとても気まずくて、でも、アーサーは優しい顔をして微笑んでくれた。そんな顔をされて、きゅっと胸が締め付けられた。

 その優しさに甘えて、普段言わないような事を言った。

「俺、この町を出たい。この町を出て、もっと都会へ行きたい」

 ザァァアアと雨の音が絶えず聞こえる。
 この夢も、きっと叶わない。

 この大嫌いな町で、きっと俺はこの最愛の兄と、くたばる事だろう。
 俺はアーサーなしでは生きていけないだろうし、アーサーはこの町から出て行こうなんて思わないだろうから。
 それはこの恋が叶わなかった時。
 でも、もし、この恋が叶ったのなら、俺と彼でこの町を抜け出して、二人で生きていきたい。

 結局の所、俺はアーサーが居ないと何も出来ないみたいだ。



 雨の音がやっと止んだ。
 俺の気持ちは、少しも落ち着きはしないけれど。

 ガチャ

 アーサーの部屋の扉を、こっそりと開ける。
 何時間か前に、アーサーにおやすみを言った。もうきっと寝ているだろう。

「アーサー…」

 消え入るような声で愛しい人の名前を呼んだ。
 本人はスースーと寝息をたてて夢の中にいる様だ。

 アーサーの髪の毛に顔を近づけて、匂いを嗅ぐ。花とシャンプーの、良い匂い。
 睫毛が長くて、童顔で、眉毛が太くて、ちっとも俺に似ていない。
 それでも、同じ血が、アーサーと俺には流れている。

 せめて、せめて半分しか同じ血が流れていなければいいのに。

 神様という者は、本当に皮肉な事をする。
 アルフレッドという一人の人間に一人だけ家族を用意して、そしてその家族を想い人にしてしまった。

「ん…」

 アーサーがもぞもぞと寝返りを打つ。
 その寝顔がとても愛らしくて、愛しくて、でも叶わなくて、胸が締め付けられた。

 ああ、神様。一瞬だけ。
 一瞬だけ、恋人の真似事をさせて。

 そう心の中でお祈りをして、アーサーの唇に、自分の唇を近づけた。
 そして、

 ちゅっ

 そっと、そっと、キスをした。
 自分の胸がじんわりと熱くて、何かが溢れる。
 少しだけ、甘くて、蜜のような味がした気がした。
 
 家族として愛せなくてごめんね、なんて言わないし、言えないけれど。
 きっと俺はずっと君の事が好きだから。
 だから、いつか君にこの気持ちが伝えられるくらい、大人になれたらいい。
 そして、ずっと玩具を手放さない子供みたいに、ずっとずっと彼を手放したくないままでいたい。


 まだこの町から抜け出せる日は遠そうだけれど、いつか――――


 カチ、カチ、カチ、と時計の秒針の動く音と、自分の心臓のドキドキという音で、アーサーが起きてしまわないだろうかと不安になった。
 そろそろ寝なくちゃ。この町の朝は早いから。
 そしてまた明日、アーサーに気持ちを伝えられるよう、頑張ろう。二人で生きていくために汗を流して。

 眠るアーサーを後にして、

「おやすみ、アーサー」

 世界で一番遅く、おやすみを言った。




 パタン、とゆっくりと扉が閉められる。

「アル…」

 その眠っているはずのアーサーの頬が林檎のように紅かったのを、アルフレッドは知らない。

 この気持ちがよくわからなくて、アーサーの瞳から一筋だけ、涙が零れた。
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Posted by タ ク ト
comment:1   trackback:3
[小説
comment
なにこれ目の前がにじんでディスプレイ見えない(真顔
タクトちゃんの米英可愛くて大好き!
これからも小説楽しみにしておりまする^^*

短文失礼でした!
2012/06/17 21:43 | | edit posted by きのこメイド
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| まとめwoネタ速neo | 2012.06.22 03:15 |
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| まっとめBLOG速報 | 2012.10.23 12:52 |
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